コニカニューEEマチック

　長い名前のカメラです。「ニュー」がどこにつくかよく分かりませんが、この名前が正しいようです。このホームページを見た方からいただきました。私にとってははじめての針抑え式のＥＥカメラです。メーターの細い針をギロチンのような部品で挟みこんでその位置からシャッタースピードを設定するという仕組みです。かなり乱暴なメカニズムですがこれで針が破損したりしないのでしょうか？今だったら電子回路で簡単に作ってしまうんでしょうね。1965年の日本のカメラはこういう方向に流れていたのでしょうね。それまで、絞りだとかシャッタースピードとかと面倒だったのが、ピント以外はカメラがみんなやってくれるようになったわけですから、カメラの歴史としてはかなり革命的だったのでしょうね。この後、セレンをcdsに代えたコニカEEマチック2というカメラも発売されました。
　このカメラはセレン光電池は大丈夫でしたがメーターが壊れていたのでジャンクから移植（「カメラ修理の迷宮」を参照）しました。私にとってはかなり大掛かりな”大修理”でした。すごい仕組みだなと感心しながら修理しましたが、この時代のカメラのＥＥ機構は大体同じような作りですね。ＩＳＯ100専用機になりました。
　

これがオリジナル。写真を撮るために必要最低限の機能をつめ込んであります

この"Deluxe"の書体が良いですね

フリマで手に入れた￥100のバッグのビニールレザーに張り替えました

このカメラは全く人気がないらしくオークションなどでも安く手に入れることができます。レストアの入門用に良いかもしれませんね。

ＡＵＴＯで撮った写真ばかりです。露出不足の写真が何枚かありましたが全体としてはまあよく撮れていました。

カラーの色合いも良いようです

モノクロに挑戦しました。駄菓子屋さんの店先です（2002年5月末）

いつもの狛犬

謝辞）ジャンク初心者の私に教材をご提供くださった飯塚孝様ありがとうございました。

Konica EE matic new deluxe ( very long name ) is a 35mm , rangefinder camera with cdS exposuremeter. Automatic use only. This camera had made for beginners .There is no manual mode. I replaced its leather with real snake .