Chinon 35f-m

2005,02

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　「ジャンクカメラが手元になくなった」と掲示板に書き込んだら、ＪＦＣのメンバーの楠田さんが、「それではこれを直してみて！」と譲ってくれたカメラです。距離計のワイヤーの外れているのは簡単に直すことができました。露出計は・・電池切れでした。電池ボックスが分からなくて危なく壊しかけました；(**)汗。.

　私の中ではチノンというと8ミリカメラというイメージが強いのですが、カメラもいろいろと作っていたようですね。ただ、輸出向けやＯＥＭが多いためにその実体となるとあまり分からないようです。最近ではコダックの完全子会社化してしまい、チノンのブランドもなくなってしまったようですね。さて、このカメラかなりめずらしいもののようで、ネットで調べてもほとんど情報がありません。どうも、チノン35−ＥＥというカメラをモーター巻き上げにしたもののようです。グリップの部分にモーターが入っています。モーター巻き上げにしたために軍艦の内部が込み合ってしまい、仕方なく露出計用のボタン電池の電池ボックスを底部に移しています。底蓋も35-EEよりも厚くなっていて、その分カメラの背丈がほんの少し高くなってしまいました。

　モーター巻上げといっても現在のカメラのようにフィルムを入れると、スタート位置まで自動的にフィルムを巻き上げてくれるわけではありません。フィルムを入れて、先端をスプールに取り付けて、シャッターボタンを押してフィルムが巻き上げられるのを確認してから裏蓋を閉める、という作業が必要です。巻きもどしはもちろん手動です。後から取り付けたようなグリップですがデザイン的にもなかなかですし、以外にグリップした感触も良いのでした。露出に関してはプログラムＥＥですね。

なかなかいいカメラです。プラですが張り革も安っぽくないです。

こっちが元になったと思われる35F-EE。セルフやグリップの違い以外はそっくりでしょ

偶然に出会った猿回し。（2004年1月）。暗いところでもなかなかです。もちろんストロボなし。

チョコレートだと？手は洗った？。

右側の光は何でしょう？

これだけ写れば立派だよ。チョット全体にオーバーかな？

ＨＯＭＥ