Ricoh FF-1

2004,11

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　朝日ソノラマの「ネオクラシックカメラ」を読んでからずっと欲しかったカメラです。この本は著者の文章がたいへん上手いので、紹介されているカメラが片っ端から欲しくなる危険な本です・笑。中でもこのカメラはなかなかユニークな沈胴式のスタイルでチノンベラミとともに魅力的なカメラです。実は、このカメラを入手する直前にベラミのジャンクを入手したのですが修理できずがっかりしておりました。こちらのカメラはジャンクということでしたが、電池を入れるとシャッターも切れ（電子シャッターだからね）、動作に問題はないようでした。このカメラはなぜかファインダーが曇ってしまっているものが多いようです。私のカメラもご多分に漏れずかなり曇っています。とにかくフィルム1本撮ってからいじることにしまして、まずは試し撮りです。

　距離目測式のＥＥカメラですから、お気軽にスナップ撮影が出来ますね。ケースが要らない気軽さはオリンパスＸＡ２とたいへん似ています。実物は考えていたよりもかなり小さめでした。

小さいカメラです。使い勝手はよい。撮影後にファインダーの曇りを清掃した。2枚目のレンズに亀裂が入っていたが、清掃後はとてもクリアになりました。おっと、軍艦を外す時は隠しネジが１箇所あるから気をつけてね〜。軍艦のプラスティックの質があまり良くないので、乱暴に扱うと破損しますのでご用心。

ファインダー清掃のためには黄色印のハンダを外し、赤印のネジを抜いて基盤を上に外すひつようがある。 基盤を外して接着されているフィルム状のファインダ上蓋（結構しっかりついている）を剥がすとこの状態になる。最前方の張り合わせの間が曇っていました。

露出計はアンダーの表示でしたがきちんと撮れています（2004年11月）。

逆行気味でも大丈夫

評判どおりのシャープな描写です

カラーでもいけますね

夕暮れのせんべい屋さん

小春日和

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