Canon EOS 630 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2004,02

　キヤノンのＥＯＳシリーズはフランジバックが短くて、レンズアダプターを使って各種レンズで遊ぶには最適なボディーである、とよく聞きます。以前から、いずれはＥＯＳのデジカメなんかもいいなあ、と思っていました。しかし、古いカメラばかり使っているのでこの手のカメラの使い心地というものが分かりません。そこで、銀塩ＥＯＳを買って使い勝手を下調べすることにしました。第1号に選んだのはＥＯＳ1000ＱＤ（カメラの情報は"plastic camera paradise"に、レストア記事はこちらにあります）というカメラでした。池袋の量販店でジャンク扱いで購入したものです。なかなか使い勝手はいいのですが、安っぽいことこの上ないのです。

　そんなとき某ジャンク店のセールで見かけたのがこのカメラです。ＥＯＳシリーズの初代が650、最高機種が620で、この630はその間に位置するのだそうです。1000と違ってストロボが付いていません。1000と違ってずっしり重く、手に持ったときのホールド感がたいへん良いカメラです。例によってシャッターに油が出ていたのを清掃し、メインスイッチの接触が悪いの（接点の変形）をチョットいじると問題がないようです。詳しい機能の良否については使い方がまだ良く分からないのですが（笑）、絞り優先モードでアダプターを介してＭＦレンズを使う分には問題がないようです。　

ＥＯＳシリーズの中では中級機？になるのでしょうか。なかなか良い質感のカメラです。マウントアダプターで、Super-Takumar 55mm　が付いています。この手のレンズをつけたときに絵になるカメラだと思います。

開放付近ではチョットしまりがない描写でした。絞ってやるときっちりしていて良いですね。（2004、2月） ネオパンアクロスＩＳＯ100で撮影。

こういうヌメっとしていながら精緻な感じはズイコーレンズとも違っていますね。

カラーはどうもぱっとしないんですよね

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