Canon Demi(初代)

 キャノンの作ったハーフサイズカメラ、デミの最初のモデルです。オリンパスペンの発売に遅れること4年、1963年に発売されました。この後、さまざまなモデルが作られ最終的にはCdSを搭載したEE17まで発展しました。このカメラは有名なモナカ構造ですが、EE17のようには上下に分かれません。シャッタースピード1/30〜1/250のEE機です。距離は目測式で1、3、15mの位置にピクトグラムが付いています。私が入手したカメラはセレン光電池が劣化しているため新品の物に乗せかえました。
 巻き上げの感触はEE17と同じです。鏡胴部分の突出がEE17に比べてずっと少ないためちょっと大きめのポケットだったらそのまま入ってしまいそうです。

 カラーデミという貼り革の色が変わったモデル(白、青、赤)があったそうです。赤を雑誌で見たことがありますがとてもおしゃれですね。今回、レストアにあたって貼り皮を赤に張り替えてしまおうかと考えましたが、結局、オリジナルのままにしました。

この時代のカメラとしてはかなりポップなデザインです。軍艦がアルミでできているのは”デミU”なのだそうです。金属部分が薄っぺらいのが安っぽい。もう少し厚いほうが良かったかな?

こんなに生え放題で良いのか?EE17同様すばらしい
写りです。

サトちゃんで〜す。ちなみにSS製薬はピョンちゃんです。

暑い日でした。兄ちゃん半ズボンだよ。

ここも生え放題。

 

久しぶりに持ち出してみた(2003年5月)。

カラーの色合いはとても良い。

露出がおかしい。ISO100を入れて400にあわせるくらいがちょうど良い。

露出計の問題も含め全体の内まともに撮れたのは8割くらい。

遠いところのピントは今ひとつだった。

明るいところではオーバーになってしまった。

 

田舎のバス

2003年のゴールデンウィークはこうして終わりました。

Canon Demi : Canon camera co. 1963 35mm half sized format
Lens : Canon lens SH 28mm f2.8 (5 lenses in 4 group)
Shutter : Seikosya L (light value program system),1/30f2.8
1/250f22
Exposure meter :Selenium exposure meter
Weight : 380g
10800

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