Canonet ( original model )

　　　　　　　　　　　　　　　　安かろう良かろうのベストセラー

　キャノネットは１９６１年にキヤノンが発売したベストセラーカメラです。あんまり安いのでダンピングだの、独占禁止法違反だのと騒ぎになって発売が遅れたといういわくつきのカメラです。あんまり人気があって店頭に並ぶ暇がなかったとか？私はこのカメラの面白くもおかしくもないスタイルにはまったく興味がありませんでした。
　先日ようやく入手した「カメラ修理のＡＢＣ」の修理実例にこのカメラが載っていました。本格的な（自己流でない）修理をしてみようか？というわけで教材用にジャンクを購入したわけです。結局、絞り羽やセクターを分解するところまでは行きませんでしたけどね。
　幸い完動になりましたのでまた写真を撮ってみましょう。（2002年５月）

真四角で無愛想なカメラです	ＩＳＯ表示が４００までありますから後期型 ですね（初期型は200までで切り替え部の 形も異なる）
ファインダーは下部に絞り値が表示される	このカメラの最大の特徴はこのトリガーレバー 実に軽快に巻きあがる。それに反してシャッターの 感触は悪い

暗いところでもシャープです

良いカメラですね。よくなきゃ100万台も売れないか？ 腕が追いついていないところが情けない

屋内で、逆光。こんなもんですか？

色合いはいいようですが？アグファのフィルムだからかな？ ほんとはダイソーだけどね

あまり意外性はないけれどとても堅実に作られています。こういうふうに撮りたいと思ったように「きちんと」とれるところがさすがです。ジャンクとはいえこんなカメラが￥1000で売られているなんて・・・皆さんなおして使ってあげましょう。

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