私とカメラの出会いは，小学生のとき新宿の京王デパートで買ってもらったおもちゃカメラに始まります。これはボルタ版でしたが、遠足に持っていって結構きちんと写った記憶があります。その後は家にあったラピッドカメラを使っていました。当時すでにラピッド版のフィルムは製造されなくなっていて、親切な近所の写真屋さんにラピッドのパトローネにフィルムを詰め替えてもらって使っていました。
そのあとはぺトリの一眼レフを使っていました(これは私の不注意で水をかぶって壊してしまいました)。高校の修学旅行にもっていって、好きな女の子を撮ったりした思い出のカメラです。シャッターがボディーの前にある変わったカメラで、「ジャキン」という非常にでかいシャッター音が好きでした。
そんなことを思い出しているうちにぺトリがほしくなってきました。今でも手に入れることができるのか?さっぱりわからないのでインターネットをいろいろと調べはじめました。そんなことをしているうちに、昔はたくさんのちっぽけなカメラメーカーがあって、今のカメラでは見ることのできない面白いカメラを作っていたことが分かってきました。
. 写真だけ残して消えていった無名のカメラたちを集めてみたくなったのです。
そんなこんなで1台また1台とカメラが増えていきました。途中からはただ買ってきて写真を撮るのではおもしろくなくなってしまい、ジャンクカメラの修理をするようになりました。このあたりからネット上のお知り合いもふえてきました。現在は壊れていないカメラにはあまり興味がないという健全でないカメラ生活をおくっております。加速がついて、ついに49台（2002年8月現在）になりましたが、家族の視線が日々冷たくなってくるのは気のせい？
