Chinon Bellami

2008,01 

 朝日ソノラマのカメラ本「セミクラシックカメラ」で見たときから一度は手にしたいと思っておりました。なかなか目にすることの少ないカメラです。観音開きの前蓋が開いてレンズが出てくるのがかわいいカメラですね。一度、国内のオークションで入手しましたが完全なジャンクで使い物にならず。結局、ebayで手に入れました。2台目は蓋に馬車の絵が書いてある金属板が張り付けてあるものでしたが、片方が取れてしまっていましたので、蓋部分だけ1台目のほうから移植しました。

 1981年発売のEEカメラ。プログラムシャッター。距離系はなくて目測式。ボディーの質感はあまりよくありません。プラスティックの上蓋、底蓋はかなり薄っぺらくて・・・思ったよりもチープな感じ。

 巻き上げレバーを巻き上げると自動的に前蓋が開いて、沈胴式のレンズが前に出てきます。このギミックはほかのカメラでは見たことがありませんね。このカメラだけのオリジナルのようです。ボディーの赤い外張はスウェードのようですが、どうも皮ではなくてフエルトのようです。

 たばこの箱ほどの大きさで非常にコンパクトなつくりです。ポケットに入れておいて、気軽にパチパチ写真を撮る、というのが本来の使い方なのでしょう。

 オリンパスのXAシリーズにそっくりな外付けのストロボもあります。

 

レンズはチノネックスカラーレンズf2.8、35mm(以下同じ)。

このカメラの個体の問題なのだろうがどうも期待していたような写真にはならなかった。残念!

 

くやしいのでもう1本撮ってみましたが(2008.02)

露出計がおかしいようです

上のコマだけはまともに撮れてますね。いずれにせよ実用には厳しいようです。

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