Ricoh Autoshot

2002、7

　リコーはゼンマイ巻き上げのカメラをたくさん作ったメーカーです。オートハーフはとても良いカメラですが、やはりハーフサイズという制約があります。35ｍｍ版がほしいなと思っていました。スーパーショットはあるのですがとにかくでかくて重いのと、電池食いなので出番が少ないのです。
　オートショットはジャンクセットの１台としてやって来ました。幸い清掃だけで済みました。鏡胴を取り巻くセレン窓がまさに「近未来」です。ウルトラ警備隊（こういうことを書くと年がばれますね）を彷彿とさせる、当事としては（今でも）かなりぶっ飛んだデザインです。当時の宣伝コピーでは「文庫本の半分でもハーフサイズではない」と小さいことを強調しています。
　中身はゼンマイ巻き上げのセレン式ＥＥカメラです。シャッターを切ると「キューンッ」と音がしてフィルムを巻き上げます。古いカメラなのでいたわってゼンマイは控えめにしか巻きません。2〜3枚撮る毎にゼンマイを巻き上げて使っています。もっといけそうですが、ゼンマイが切れると悲惨なので・・・。別に高いロボットを買わなくてもゼンマイ巻き上げはリコーとコダックで楽しめます。

正面から見るとレンズを囲むセレン窓が とてもきれいなカメラです。

金属部分の鍍金や貼り革の質感も 悪くないですね

ピント目測なのにシャープ！

これはちょっとオーバーですね

ＨＯＭＥ